塗る前に、知ってほしいこと。
漆喰を選ぶ理由は、人それぞれです。見た目が好きだから。調湿や消臭が気になるから。家族に安心なものを使いたいから。ただ、もし理由が「自然素材だから」なら──もう一度だけ、その漆喰の中身を見てください。
大正13年から漆喰をつくってきた私たちが、DIY用としてつくったのが、田川産業のDIY用しっくい「NURI²(ぬりぬり)」です。
漆喰は、消石灰・スサ・糊からできる、古くからの自然素材です。ところが、いまDIY用として売られている漆喰の多くには、施工性を高めるための樹脂や防腐剤が加えられています。理由はシンプルで、そのほうが塗りやすいからです。樹脂を混ぜれば、練る手間がいらず、乾きも早く、失敗しにくい。悪意があるわけではありません。ただ、食品と違って建材には成分の表示義務がありません。パッケージを見ても、何が入っているかは分からない。「自然素材だから」と選んだ漆喰が、そうではないこともある。それが、いまの現状です。

樹脂も、防腐剤も、分離防止剤も入っていません。入れないと決めたから、書けることがある。それが、この3行です。

NURI²は、塗る前に手で揉んだり、餅つきのように足で踏んで、やわらかくする必要があります。分離防止剤を入れていないので、材料が自然に分かれてしまうからです。市販の漆喰より、乾くのにも少し時間がかかります。化学物質で乾きを早めていないからです。下地にも、シーラーを一度塗って乾かしてから仕上げます。樹脂をあらかじめ混ぜていない分、工程がひとつ増えます。不便に見えるかもしれません。でもこの手間こそ、余計なものが入っていないことの、いちばん分かりやすい証拠です。

樹脂を使った漆喰は、蓋を開けるとペンキのような“ツン”としたにおいがします。NURI²は樹脂の代わりに海藻由来の糊を使っているので、開けた瞬間、少しだけ磯のようなにおいがします。
優しい自然由来のにおいは、化学物質を使っていない証拠です。
このにおいは、塗ってから数日で自然に消えていきます。小さなお子様や、においに敏感なペットがいるご家庭でも、安心してお使いいただけます。
しっくい壁には目に見えないきわめて細かな穴がたくさんあり、その細かな穴が湿気を吸収して乾燥時には吐き出すことで快適な湿度にコントロールします。厚さわずか1〜2mmでもしっくいを塗った壁は、調湿効果を発揮して結露を防止し、部屋干しなどによる室内のジメジメも緩和してくれます。
しっくい壁にたくさんあるきわめて細かな穴は、湿気だけでなく様々なニオイ成分も吸着して無臭化します。ペットやタバコ、生ゴミや調理臭、洗濯物の生乾き臭など、気になるあらゆる生活臭を抑えることが可能です。消臭剤や芳香剤などに頼らない、自然で快適な空気環境でおすごしください。
しっくいがもつ調湿機能によって結露を防止することで、カビが発生しづらい良好な空間を維持します。また、原料の消石灰がもつ強アルカリ性の殺菌機能によって、様々なアレルギーの原因となる細菌やウイルスなどの生育・増殖を防いで、健康的で清々しい生活空間を実現します。
消石灰は無機物で、不燃性の素材です。化学物質などを含まない本格しっくいは燃えにくく、お城や蔵、武家屋敷の壁に使われるなど、歴史的にもその防火性能・耐火性能が高く評価されてきました。また、2017年には不燃材料として国土交通大臣の認定を取得しています。
その調湿性の高さから近年注目を集めている珪藻土。
漆喰には珪藻土にはない良さがあり、それこそが、昔から城や蔵などの壁剤として愛されている理由です。
珪藻土は固まる力を持たないため、樹脂などの凝固剤が必要になります。一方の漆喰は、空気中の二酸化炭素を吸い込みながら、それ自体で石に戻るように固まっていきます。
漆喰には強アルカリ性の性質があり、菌やカビが繁殖できないクリーンな環境を「天然の力」で維持します。
これは珪藻土には無い機能で、珪藻土は湿気をよく吸うがためにカビが生えてしまうこともあります。
無機質で静電気を帯びないため、珪藻土に比べてホコリが吸着せず、いつまでも美しい白さが続きます
漆喰は、自浄作用があるため時間をかけて白くなろうとするチカラが働きます。
まずは、お試しセットから。カラーサンプルも入っています。
下地別の塗り方は、YouTubeで詳しく解説しています。
それでも分からない場合は、しっくい相談室の“いわたゆ”がLINEで個別にお答えします。